病院での入院や通院、通常のカウンセリング以外で、
うつ病患者をサポートできる場があれば・・・

ききたまをうつ病の方々を中心としたサポートの場にと立ち上げたのは、
まず私自身のうつ病経験が大きく関わっています。

私は大きな精神的ショックを受けた出来事からうつ病を発症しました。
症状がきつかった時期と比較的和らいだ時期も合わせて、約2年で完治しましたが(投薬期間を合わせると3年でした)、2年というのはうつ病患者としては比較的短期間での完治だったと思います。私の完治が早かったのは、治りやすい環境や周りの人々の支えが大きかったことが上げられます。

私のうつ病に関していうと・・・

1うつ病を理解してくれる人(特に私の場合は母でした)が常にそばにいて、前向きな言葉がけを明るく続けてくれた。

2信頼できる医師と早い時点で出会えた。

3服薬をきちんとしていた。(これも母が常に声かけして忘れずに飲むことができていました)

4社会に戻るきっかけがあった。(うつ病で辞めることになった会社が、回復期の際に、社会復帰しやすいようにリハビリ的に仕事をさせてくれた)

この4つに幸運にも恵まれていました。

特に服薬に関しては、抗うつ剤などは、毎日きちんとした量を服薬しないと効果がでなかったり、逆に飲んでいても副作用が出て身体に合わなかったりするものがあるのですが、それをうつ病にかかっている人自身が管理するには難しいものがあります。うつ病というのは、何もかもにやる気が出なくなったり、億劫になってしまったりする病気でもあるので、その病の人に「きちんと飲んでください」という医師の言葉はある意味矛盾しているな、と思えなくもありません。

私の治療中、母は…

私の治療中、母は私の服薬の効果や副作用を全て調べ、心身の変化を注意深く見てくれていました。おかげで「ムズムズ病」という足がムズムズムズ痒くて、いてもたってもいられなくなるという状態になったときに、薬の副作用のせいではないか?と判断し、すぐに医師に相談して処方を変えてもらいました。すると症状はピタリと治まったのです。

症状が不安定な時期に、

症状が不安定な時期に、世の中全てのものに不安感が襲って、ひきこもりの状態になったときも、たまたま身近な友達が家に来てくれて、なんてことはない話を2人でしたのがきっかけとなり、徐々にまた人と普通に会えるようになりました。後になって介護ヘルパーの資格を取ることができたのも、このときたまたま友達が持ってきた資格取得雑誌を見て、「あ、これなら今の私でも取れるかもしれない・・・」という思いがふと出てきたからでした。

これらのうつ病経験を通じて実感したのは、うつ病を理解してくれ、医師との橋渡しや、不安なく社会生活に戻れるようになるまでの練習場所、そしてどんな些細なことでもちゃんと聴いて相談に乗ってくれる話し相手が必要だということでした。
もちろん心の病に関する方々を援助するため、病院や行政、または一般的に医師やソーシャルワーカー、カウンセラーといった職種がそれぞれの立場でバックアップしてくれますが、私はうつ病やひきこもりに関しては、もっと身近な存在の人達の助けが、より重要だと考えています。

では身近な存在の人達全員が、私の母のように症状や心理を理解できるかといえばそうでもありません。できない人も多いのです。うつ病やひきこもりは、なった人にしか解らないというくらい、心の問題が大きいのです。
身近な存在だから助けたい、だけど助ける方法が解らない。力になりたいけど時間や経済的な余裕の都合がなかなかつかない。ということもあるでしょう。

だったら私が…

「だったら私が身近な存在となって、うつ病やひきこもりの方々のお手伝いをすればいい!」
やりたくてもできない人、いない人の代わりを誰かがやる。

その誰かって誰?と思ったとき、私は「あ、自分だ」と直感しました。

「自分なら力になれる」と。

 

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